2022.08.15

共著が出版されました

新版「社員をホンキにさせるブランド構築法」

    自分たちの正解を見出すプロセス「チームブランディング」とは

これまで、ブランディングはコンサルタントか広告代理店などが外部で築いたものを導入することが多かったのですが、自社内で自社のスタッフと一緒になって築くケースが増えてきています。結果として、それがうまくいっている会社は社員がいきいきと働いていますし、社員自身が経営に参画していると意識が高くなっているようです。これは強い意識を築く上で大きな意味があると断言できます。私たちはブランディングをチームで行い、企業全体に浸透させていくことを「チームブランディング」と呼んでいます。チームブランディングでは、スタッフに答えを与えるのではなく、グループワークを通して自分たちの頭で考え、意見を交換することで「自社の価値観」や「他者(顧客・スタッフ)の価値観」を深く理解し、「自らの価値観」との共通点を発見することを主眼としています。それが「自分ごと」として、主体的にブランド・アイデンティティに即した行動ができる人材の育成、チームの育成につながるのです。(一部抜粋)

新版「社員をホンキにさせるブランド構築法」プロローグより

とありますように、正解のない世の中において、ブランディングとは「自分たちの正解」を見出し、出した答えを正解にしていく一連の作業であるとも言えます。ブランディングの専門家として、日々さまざまなクライアントワークを行なう立場の私であっても、もっと良い正解を導き出すにはどうしたら良いのかと試行錯誤の日々を送っています。私のように現場で試行錯誤し、奮闘している全ての方にお薦めの一冊です。

自分たちの正解を導き出したリアルなプロセスの数々が掲載

BtoB、BtoC、GtoCとそれぞれのブランディング事例のプロセスを見ることができるのがこの書籍の醍醐味かと思います。さらに今回は改訂新書なので、初版の事例がその後チームブランディングによってどう変化し成長したのかについても見ることができます。私はこの中でGtoC、地域ブランディングの事例を執筆させていただきました。約2年に渡って、市役所職員の方や市民の方々と共に取り組んだ一連のプロセスを紹介しています。地域ブランディングや非営利団体のブランディングに携わっている方の参考になれば幸いです。


新版「社員をホンキにさせるブランド構築法」目次