2021.05.04

流行りに飛びつくSNS民をロイヤルカスタマーに育てるには?

ブランディング一問一答 #4

流行りに飛びつくSNS民をロイヤルカスタマーに育てるには?についてお答えしました。

同様の内容をstand.fmでも音声配信しています。

Question

流行りに飛びついてはアッという間に去っていくSNS民(主にF1層=女性20〜34歳)をロイヤルカスタマーまで育て上げていくには、どのようなコミュニケーションが大切だと思いますか?

正直私も化粧品など、いわゆる消費財と言われるものはブランドスイッチしますからね。あっという間に去っていくSNS民を全部追っかけられないし、追っかけなくていいと思ってます。去るもの追わずのスタンスでいいと思います。ただ、然るべき努力はもちろんした上での話です。いずれにしても、やみくもにあの手この手と色々な販促手法に手を出してがんばっても単なる徒労に終わってしまうので、何にリソースを費やすかを決めて取り組むことが大切です。SNSから獲得した新規顧客を最大評価してくれる理想の顧客として成長させるための3つのポイントをお伝えします。

Answer

①どんな人が最大評価してくれているかを把握して、その人をペルソナ(理想の顧客)として設定すること。
顧客理解を深めるために、ペルソナを設定してください。

②ペルソナのインサイトを把握すること。
顕在化されているニーズ把握だけではなくて、さらに深掘りしてインサイト(潜在的な欲求)を掴んでください。

③ペルソナのインサイトに刺さるコミュニケーションをデザインすること。
ペルソナに、どんなメッセージだと刺さるのか、どんなコミュニケーションの接点がふさわしいかを戦略的に考え実行するということです。そのためには、やはりコミュニケーション戦略の元となるコンセプトが不可欠になります。

自社ブランドを最大評価してくれている人に耳を傾けて、満足する商品とサービスを提供し、その人に響くコミュニュケーションがしっかり取れていれば、自社にとって必要な人が残り、残った人たちがロイヤルカスタマーへと成長していくはずです。

いかがでしたでしょうか?少しでも参考になればうれしいです。
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