Philosophy
- Vision実現したい未来
- 夢と希望が持てる社会へ
- Mission私たちの役割
- 働く人の心に情熱の火を灯すこと
- Credosブランドをつくるための信条
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- 人の話に耳を傾けること
- 広い視野を持つこと
- 偏見のない価値観を持つこと
- 物事のつながりをみること
- 考え続けること
- 本当のことを伝えること
- 自分の言葉で語ること
クリエイティブの仕事を志すようになってから随分と長い時間が経過しました。クリエイティブの仕事に関わるようになって以来、無条件に心が踊るデザインと商売で成果を出せる広告の役割を同時に成立させることを常々考えて仕事をしています。
そのために、広告の反応がダイレクトにわかる通販会社へ転職し、心理学やマーケティング分析をベースに、ひたすら反応率を上げるための広告制作をしていました。ですが、マーケティングや販促では解決できない「そもそもの課題」にぶち当たったのです。本質的な課題から解決できないもどかしさを感じていた時にブランド戦略という考え方に出会い、一筋の光が見えた気がしました。そもそもを解決して心踊るクリエイティブで成果を出すための手段がブランディングではないか?」と。それからはブランディングという仕事をライフワークにすべく、学びと実践を繰り返し、独立に至ります。
大きな組織の中ほど「そもそも」を見つめることは厄介で、組織上、立場上、どうにもできないことも多いかもしれません。逆にどうにかできる立場であっても、そもそもを見つめて変革を起こすことはこわいことかもしれません。
それでも、この仕事を通じて、そもそもの課題から目を逸らさずにチャレンジし、行動を起こして明るい未来を切り拓いていく素敵な人たちにたくさん出会いました。本当に大切なことが何かに気付いた人は皆、生きがいを見つけ、迷うことなく道を進み始めていました。そうした人々との出会いを通じて、私の役割が見えてきました。
私の役割は、迷いなく進むための指針を手にする手助けをすることなのだと。そして、忘れかけていた夢を思い出してもらい、どんな状況でも希望を失わず情熱が途絶えてしまわないように、傍でその情熱の火に薪をくべることなのだと、信じています。目指す未来が夢として描けることや、どんな状況でも希望を持てることは、仕事を進める上で大きな力になりますし、なくてはならない心の糧だと思うのです。
そんな心の糧を持つ大人の背中を見て育つ子どもたちもきっと、同じように夢と希望が溢れる世界を創り出す存在になるのだろうと思いを馳せています。
人の話に耳を傾け文脈を読み解くこと。視野を広げて偏見を持たずに物事を捉えること。物事をどう分けるかではなく、つながりを見ること。発想の飛躍を生み出すために考え続けること。どんな場面においても迎合することなく本当のことを伝えること。借りものの言葉ではなく自分の言葉で語ること。そんな風に気持ちを込めて仕事に向き合っています。
一人でも多くの人が、夢と希望を持って生きがいを見つけ、世界に喜びが増えますように。
2016年12月5日
代表 平野 朋子
合同会社ブランド・コミュニケーション・デザイン 代表
ブランドディレクター/ワークショップデザイナー
受賞歴:
BRAND MANAGEMENT AWARD 最優秀賞、準大賞
ブランディング事例コンテスト 地方創生審査員特別賞
著書(共著):
新版「社員をホンキにさせるブランド構築法」(同文館出版)
共同主宰:
小池玲子の9センス講座 共同主宰
AI時代に求められる「感性と思考力」をテーマに、人の感覚・言語化力・選択眼を養う実践講座を企画・運営。
京都芸術大学大学院 芸術研究科 コミュニケーションデザイン領域 在学中
サンタモニカカレッジ 芸術学部 グラフィックデザイン学科 卒業(Honor Student)
ロサンゼルスのスケートボードメーカーにて、グラフィックデザイナーとしてキャリアをスタート。アメリカでの実務経験を通じて、多様な文化や価値観への理解を深めたことは、のちのブランド支援の重要な基盤となる。
帰国後は広告代理店勤務を経て、通販会社へ転職。広告効果を数値で検証できる環境で、「売れる広告づくり」に本格的に取り組みたいと考えたからである。ダイレクトマーケティングの思想に基づき、マーケティング設計と連動した広告制作を実践してきた。
在職中は、テストを重ねてクリエイティブを改善し、売上につなげる広告をディレクションを担当。CRM(顧客関係管理)と連動した施策によってLTV(顧客生涯価値)の向上にも取り組んだ。あわせて、限られた売り場空間で商品価値を的確に伝えるVMD(店舗の視覚演出)の企画にも携わる。また、著名人を起用したブランドの顔となるプロモーションを担当し、広告の訴求力を高める多様な施策の経験を重ねた。
こうした実務経験を経て、2016年に独立。現在はブランドディレクターとして、新規事業の立ち上げやリブランディング、理念やブランドの浸透を通じて、組織変革を促すインターナルブランディングの支援を行っている。
目に見えるデザインの前段階である「課題の構造整理」や「全体の設計図(グランドデザイン)」を丁寧に描くことを重視し、「広義のデザイン」としてのブランド支援に取り組んでいる。ロジックだけではたどり着けない「発想の飛躍」や「物語」を引き出すことを目指し、経営やマーケティングの視点に、デザインやクリエイティブの力を掛け合わせたブランディングの伴走支援を行っている。
ブランディング支援においては、特定の業界や領域に特化せず、多様な分野に関わるスタンスをとっている。異なる業種に携わることで、業界ごとの常識や慣習にとらわれず、メタ認知の感覚を保ち続けることができる。この俯瞰的な視点は、発想の飛躍を生み出すうえでも欠かせない。とくにVUCAと呼ばれる先の読めない今の時代においては、業種に縛られず、多様な視点を持ち寄りながらクライアントと共創していくことが、価値創造につながると考えている。
また、特定の業界に絞って支援を行うことで、競合関係にある複数の企業を同時に支援する状況が生まれ、利益相反(コンフリクト)のリスクもはらんでいる。そうしたコンフリクトを避けることも明確なポリシーであり、一社ごとに深く入り込む支援を信条としている。
これまでに企業研修やワークショップを通じて、1,000名以上にブランド戦略の重要性を伝えてきた。変革に挑むリーダーたちと共創しながら、ブランドを軸に共に考え、共に形にしていくプロセスを大切にしている。