すべては持続可能なまちづくりのために
官民一体となって取り組んだブランディング
3年間の取り組みの集大成とも言える本巣市のブランドブックが2021年3月26日にリリースとなりました。本巣市のシティプロモーションを進めていく第一歩として、ブランドコンセプトという土台ができて、こうして対外的に発信できる喜びを噛み締めています。
ここに至るまでの行政担当の方々の熱い想いと努力を思い返すと胸が熱くなります。戦略という目に見えない、けれどとても大切なことだとその価値を理解し、機転を利かせてさまざまな調整をしてくださった行政の方々のお力がとても大きかったように思います。
ブランディングを通じて行き着いた素敵すぎる2つの定義
3年間のブランディング活動を通じて、本巣市ならではのシティプロモーションの定義が下記のように行き着いたことが何よりもうれしかったです。
「シティプロモーション」ときくと、まちの魅力を外に向けて発信、宣伝する「シティセールス」や、観光情報を、旅行客に向けて魅力的に伝える「観光プロモーション」といったイメージを思い浮かべる人も多いでしょう。
本巣市が定義する「シティプロモーション」は、こうした手段としてではなく、本巣で暮らす人や働く人など、すべての市民が本巣というまちに誇りと魅力を感じ、行動を起こすための仕組みとして捉えています。
本巣の魅力を理解し、共感し合える市民を増やすことで、まちを良くしようという想いや働きを、次々と生み出していくプロモーション活動を推進していきます。
また、市民の定義も広義的で素敵なのです。
市民の定義
本書における「市民」とは、本巣に住む人だけでなく、本巣で働いている人、本巣に通学している人、二地域居住の人、関係人口など、本巣市に関わるすべての人たちのことをいいます。
この定義であれば、私ももれなく「本巣市民」に当てはまるので、これからも微力ながらも本巣のまちづくりに協力できることはなんでもしたいな、と思います。持続可能なまちづくりの仕組みをつくるという、とってもわくわくする仕事に携わることができて、とても幸せでした。
*本巣市のキービジュアルとなったイラストは、ブランドコンセプトをとてもよく表している上に、縦にすると本巣の地図の形になっているのです。ブランドアンバサダーの一人、ゆりちゃんに描いていただきました。